POINT
陶磁器の可能性を試みた多様な食生活に対応するシリーズ
1616 / arita japan のクリエイティブディレクターである柳原照弘は、陶磁器の可能性を試みた新しい素材を用いながらも、多様な食生活に対応する「スタンダード」のデザインを担当し、オランダ人デザイナー、ショルテン&バーイングスが「カラーポーセリン」と呼ばれる日本の伝統色を再解釈したシリーズを生み出しました。2018年にはフランス人デザイナー、ピエール・シャルパンによる、フォルムと装飾の関連性が考え抜かれた「アウトライン」が誕生。そして2021年、デンマーク人デザイナー、セシリエ・マンツによるシンプルさと柔らかさを兼ね備えた「クレイ」が新たに加わりました。
400年もの歴史と現代のデザインが融合した新たな陶磁器ブランド
有田焼の産地である佐賀県・有田は、1616年に陶祖、李参平によって日本で最初に陶磁器が作られたとされる場所。400年を経てもなお、色あせる事のない妥協の無いものづくりの精神は今日の有田を支える人達に受け継がれています。2012年、豊富な経験と技術をもつ有田の人々と共に、デザイナー柳原照弘がクリエイティブディレクターとなり、今日までの有田の歴史と対話をしながら、物語をつなぐ新たな陶磁器ブランドを生み出しました。遥か昔の記憶を引き継ぐように名付けられた「1616 / arita japan」は、有田焼の伝統を踏襲しながらもこれまでの有田焼とは異なるデザインアプローチを試みています。シリーズごとに新たなデザイナーを迎えて発表される器が、日本の伝統に新たな解釈をもたらし、これからの未来に寄り添っていきます。
今の時代に寄り添うべき有田焼と有田焼のある暮らしの豊かさ
世界中の人々が日常で使えるシンプルな器を作りたい。それが1616/ arita japanの原点です。国を越えて多様に広がる現代の食文化において、世界のどんな料理、どんなシーンにも自然と解け込み、人々の食生活を豊かにできるような器。それは新しい挑戦でありながら、1600年代から輸出を行い世界に受け入れられるものづくりを続けてきた有田焼の歴史の一節にすぎません。そしてこれまでの固定観念を一度取り払い、培ってきた高い技術力と現代的な視点をかけあわせ、今の時代に寄り添うべき有田焼が完成しました。フラッグシップショップの空間を手がけた柳原照弘との出会いそして対話から生まれた1616/ arita japan。その全コレクションの魅力だけでなく、空間を通して有田焼のある暮らしの豊かさをきっと感じていただけるはずです。