20世紀を代表するデザイナーの一人 倉俣史朗、幻の名品が復刻
SAMBA-M(サンバM)がお披露目されたのは、1988年に東京、パリ、ミラノを巡回した展覧会「IN-SPIRATION」です。同展には、既存の概念にとらわれない新しい照明デザインを提案する、国内外の20組以上の若いクリエイターが招かれ、まだ無名だったロン・アラッド、ザハ・ハディドなども参加していました。倉俣は、監修・会場構成を担当するとともにSAMBA-Mを出品し、オープニングパーティーでシャンパンを注いで赤く点灯させゲストを驚かせたというエピソードが残っています。倉俣史朗の没後30年にあたる2021年、クラマタデザイン事務所監修のもと、ギャラリー田村ジョーの企画によりプロジェクトがスタート。技術の進歩により多くの方々に親しんでいただけるような製品化を目指し復刻しました。