POINT
べセルを回転させることで、簡単に時刻やアラームの設定をすることが出来ます
BC24は、丸みを帯びた台形型のフォルムにラウンド型の表示面を組み合わせた、個性的なデザインのデジタルアラームクロック。デザイン面でも機能面でも特徴的なのは、中心のデジタル表示を囲む回転式のべセル。べセルを回転させることで、簡単に時刻やアラームの設定をすることができ、シンプルでありながら機能的な面を兼ね備えています。触れた指に馴染み易いように細かな溝が施されており、細部にも拘りが感じられます。
家電デザインに革命をもたらしたBRAUN社
国際都市フランクフルトの郊外に位置し、古き良き伝統を受け継ぐ街、クロンベルグに1921年にマックス・ブラウンによってラジオ部品の製造会社として誕生した「BRAUN(ブラウン)」。Mid‐Century(ミッドセンチュリー)モダンデザインが世に産声を上げたこの時代に、ブラウン社創業家2代目当主のエルヴィン・ブラウンは「デザインは古き良きイギリス執事のように控えめだが、必要な時にはいつもそばにいる家庭機器が我々の理想だ」と述べ、家電デザインに革命を起こしました。以降、「全てのデザインは機能から優先される“機能主義”」を一貫し、革新的なデザインを数多く輩出したBRAUN社の家電製品は、今も尚、色あせる事のない造形物として、デザイナーやコレクターを魅了し続けています。
クレッシェンドビープアラーム機能やスヌーズ機能も搭載した現代的なテーブルクロック
アラーム機能は、オフにしないと音の間隔が短く音のボリュームもアップする「クレッシェンドビープアラーム機能」を搭載し、約5分間隔で刻むスヌーズ機能も搭載されています。コンパクトな大きさと、安定感のある形、ミニマムなカラートーンで、デスク周りやベッドサイドはもちろん、どんな場所にでもお使いいただけます。
巨匠、Dieter Rams(ディーター・ラムス)
BRAUNデザインチームのチーフとして約40年間に渡り、500を超える名作を世に送り出した巨匠、Dieter Rams(ディーター・ラムス)。バウハウスデザインの流れを組む“機能が決定するデザインは、クロックやウォッチ等多くの製品がMoMAにも所蔵されています。彼の哲学とも言えるプロダクトデザインの心得とした、“良いデザインの10カ条”は、現代のデザイナー達にも多大な影響を与え、現在、世界中で愛用されている携帯電話や音楽家電等を通じてもその流れを確認する事ができます。Dietrich Lubs(デートリッヒ・ルブス)は、1938年ドイツ、ハンブルグ生まれ。船舶造形技師を目指す傍らブラウン社に勤務するが、製図技術が認められ1962年にブラウン社のプロダクトデザイン部に配属となる。1971年クロック部門のチーフデザイナーとなり、クロック・電卓部門のデザインを数多く手掛ける。1976年に発表した電卓『ET22』は、人間工学的デザインの見本として絶賛を受ける。1995年ブラウン社のチーフデザイナーに就任。ブラウンのポリシーを象徴するクロック類の殆どを手掛け、優れた機能性と普遍的なデザインを生み出した。その偉大なる功績は、十数年たった現在も多くの人々を魅了し続けている。