PK23(ピーケー23)
1954年にポール・ケアホルムが構想したにもかかわらず、今日まで実現することがなかったPK23(ピーケー23)が、フリッツ・ハンセンから発売されました。低めのフォルムがリラックスした会話に最適なこのチェアの最大の特徴は、縦に二分割された座面とバックレスト。優美なコネクターが2つのパーツをつないでいます。このチェアは、ケアホルムのデザイナーとしてのキャリアの中でも進化のステージを象徴する作品。PK4やPK0といった初期の作品に見られた要素が落とし込まれるいっぽうで、その後の作品を決定付ける、ストラクチュラルでミニマルなスタイルを予感させます。