紙屑入れから生まれた美しい円錐形のペンダントランプ
コナスペンダントのアイデアは、キャビネット家具職人のヨルゲン・ヴォル フ(1932-2003)が、自分の部屋のために紙屑入れを作ったことから生まれました。高さがあり不安定な紙屑入れを逆さまにすると、美しい円錐形のランプになりました。1957年、それまでランプのシェードとして使われたことのない木材を使ったこのランプは、たちまち注目を浴びることになります。
コペンハーゲンの北部にあるヨルゲン・ ヴォルフの工房では、1958年から1960年にかけてオレゴンパインを使ったコナスペンダントが約2600個つくられ、1960年代の終わりまで生産が続けられました。その後30年間、彼の工房は本物のハンドクラフトに特化した活動を続けてきました。彼の家具やアクセサリーは、コペンハーゲンの国立デンマーク工芸協会やキャビネットメーカーズギルドの展示会で頻繁に展示され ました。