POINT
名作ペンダントの視覚的照明効果を更に輝かしく軽やかなものに
ルイスポールセンは、PH 5では初のリサイズモデルになるPH 5 Mini(ミニ)を2017年に発表。各シェード色に濃淡のグラデーションを付けた鮮やかな新しいカラーが話題になりましたが、定番的なPH5がデザイン60周年を迎えた2018年、ミニサイズと同じカラー展開へと遂にリニューアル。PH 5をより調和的に見せるこれらの色は、複数のランプを吊り下げて使用する場合にも効果を生み出します。カラータイプの各シェード色の濃淡は、上から下に向かうにつれて淡くなります。つまり、下方に向かうにつれて光の反射が高まり、この名作ペンダントの視覚的照明効果を更に輝かしく、軽やかに見せてくれます。
色彩の専門家ルイーズ・サスとの共同開発による画期的な配色
ポール・ヘニングセンは、形状やサイズが常に変化し続けた白熱電球に対応するようPH5を設計しました。通常の新製品として発売され、それが将来ポール・ヘニングセンの照明の代名詞となるとは、当時誰も予測できませんでした。どんな電球を光源に使おうとも、PH5は完全にグレア・フリーの状態を保ちます。また、ヘニングセンは光色再現の改善にも取り組みました。可視光線のスペクトルのうち、目の感度が最も劣る赤と青の部分を補完し、最も感受性が高くなるスペクトル中央の黄色から緑にかけての光を抑えるため、赤と青の小さなシェードを挿入したのです。今回の新製品「PH5」は、色彩の専門家ルイーズ・サスとの共同開発による画期的な新色で登場します。最上段に最も濃い色を配し、シェードごとに淡いトーンになっていきます。カラーは、クラシックホワイト(PH5と同配色)、ブルー・グラデーション、レッド・グラデーション、オレンジ・グラデーション、ローズ・グラデーション、グリーン・グラデーション、グレー・グラデーション、モダン・ホワイト(PH5 コンテンポラリーと同配色)の全8色展開です。
眩しく発光する電球を隠すグレアフリーデザイン
ペンダントのPH 5という名前はメインシェードの直径である50cmに由来します。PH 5は、1958年の発表当時デンマークにおいて圧倒的な支持を得て、「国民的ランプ」とまで称され、海外で知られる最初のデンマークのプロダクトになりました。3枚シェードのPHランプは、透明な電球のフィラメント一点を隠す事で、グレア(まぶしさ)をカットしていましたが、PH 5は、器具内部に小さな反射板(リフレクター)を組み込み、電球全体が眩しく発光する電球を隠すグレアフリーのデザインになっています。
PH 5 クラシック(プラス)と同じ配色のホワイトがラインナップ
今回のPH 5には、最も高い人気を誇る「PH 5 クラシック(プラス)」と同じ配色に仕上げた「クラシックホワイト」がラインナップしています。「暖かさと爽やかさを同時に醸しだす光」を得るため、器具内部とリフレクターを赤と青で彩色し、自然光の美しい夕刻の時間帯を過ごすに相応しい照明です。また今回のモデルからは、標準でLED電球(E26 白熱電球100W相当)が同梱されていますが、別途白熱電球をお求めいただければ使用することも可能です。* E26 白熱電球 150Wまで使用可能