POINT
空間を優しく包み込む、アクリルのシェードを透過した光
1971年に発表されたPanthella(パンテラ)は、均整の取れた彫刻的でタイムレスなフォルムのパントン特有のデザインです。インテリア性も高く、リビングや寝室のベッドサイドやキャビネット、そして子供部屋にもオススメのテーブルランプです。シェードに当たった光はアクリルを透過し全体に広がるため、空間を明るく包み込みます。
ポール・ヘニングセンのデザインの影響が伺えます
アクリルの半球形シェードが柔らかい拡散光を周囲の空間に広げます。シェード先端とその内部のトランペット形ソケットカバー先端を結ぶ延長線上に電球のフィラメント部分がくるようデザインされており、パントンと個人的にも親しかったポール・ヘニングセンのデザインの影響が伺えます。また、コード中間にスイッチが付属。
可能性やデザインを束縛しない、プラスティックによる近未来的なフォルム
ヴェルナー・パントンは、当時活躍していたデザイナーとは一線を画したデザインにより、モダンなランプやチェアを次々と発表。彼は、木を用いた伝統的な技法よりも、可能性やデザインを束縛せず、安く大量に生産できるプラスティック素材に魅了されていきました。1967年に発表されるや否や、世界中で絶賛された単一素材による世界初の一体型チェア「パントンチェア」はあまりに有名。ルイス・ポールセンとの共同制作でも、フォルムの無限の可能性を信じ、彼は光の機能と効果についての新しいセオリー生み出すことに成功しました。