1943年にラウリッツ・クヌーセンとのプロジェクトで製作され、テーブルクロックとして初めて市場に出た幻のヤコブセンデザインが「STATION」と呼ばれる理由。それは当時、手書き風の柔らかなフォントがヨーロッパの主流となり多く使われている中、ヤコブセンはドイツ・バウハウスの哲学でもある機能美の流れを組んだデザイン性よりも視認性を重視するフォントを採用し、最もシンプルでどんな空間にも馴染むクロックを発表したことから由来します。このクロックデザインは発表後瞬く間にデンマーク国内へ広がっていくこととなります。