vipp(ヴィップ)
vipp(ヴィップ)は、1939年デンマークのホルガー・ニールセンによって創設されました。1931年の春に、ホルガー・ニールセンが懸賞で当たった自動車を売り、その資金で金属旋盤機械を購入したことが金属工場の始まりでした。彼は、妻が新しくオープンする美容院で使うペダルでふたが開くゴミ箱を作りました。その美容院にやってくる歯医者やクリニックの奥様から同じゴミ箱が欲しいと多くの要望を受け、ホルガーは本格的にふた付ゴミ箱の製造を開始します。ホルガーは美学に非常に関心を持つ職人で、デザインに関心の高い人々は国境を越えた共通の美意識を持っていると信じ、vippはデザイン性と機能性の両方を兼ね備えた商品に仕上がっています。
それから50年、ホルガーによって「vipp」と名づけられたふた付ペダル式ゴミ箱は、デンマークの美容院・歯医者や病院などの設備としてしっかり定着しました。また、製造はすべてデンマークで行われており、部品の製造から塗装、組立てに至るまで熟練した職人により全ての工程が手作業で行われています。