POINT
ボーエ ・モーエンセンの人気チェアJ39に新色が登場
J39は生産開始から75周年を迎えました。ビーチ、オーク、ウォルナットのクラシックな木種に加わったラッカー塗装のバリエーションは、ビーチ材に水性ラッカーで塗装されており、表面は滑らかで繊細で控えめな色合いは、どんなインテリアにも合わせやすく、部屋を占領することない雰囲気のあるカラーです。
この新色は、ユトランド北部、リムフィヨルドのほとりにあるモーエンセンの個性的なカントリーハウスとデザインスタジオからインスピレーションを得ています。1969年に完成したこの家は、厳選された素材と色の選択、そして柔らかな光との組み合わせが相まって、モーエンセンの特別な美的感覚を際立たせる独特の雰囲気を醸し出しています。シンプルで、温かく、誠実で、細部に至るまで完成されている。フィヨルドを見下ろす野生の美しい自然に囲まれた建物で、モーエンセンは、木、レンガ、クリンカーで縁取られた空間と、くつろぎと瞑想のために作られた淡い色調の気取らないインテリアを形成しています。
「みんなの椅子」という愛称で親しまれてきた、勝手の良いシンプルな椅子
1947年にボーエ・モーエンセンがデザインした「J39」は、Yチュアのペーパーコードよりもやや太い手編みのナチュラルペーパーコード(ペーパーヤーン)を用いており、地中海地方に見られる伝統的な家具をベースに、当時流行したチークやローズウッドといった高価な輸入材ではなく、同じ土地で豊富に取れるブナ(ビーチ)やオークといった北欧材で作られました。発表から70年以上経った現代でも、色褪せずミニマリズムを感じさせるデザインは、「The People’s Chair(ピープルズチェア = みんなの椅子)」という愛称で長年親しまれているデンマークのベストセラーチェアで、誕生から途切れること無く生産され続けていることが、これを証明しています。
気高きデンマークデザインの系譜を継承するフレデリシア・ファニチャー
1911年の創業以来、一族で伝統を守りながらも、新しい試みにも積極的に取り組んできました。最初は小さな椅子張り工房としてスタート。その後、1950年代のデンマークデザインの主翼を担う企業として台頭し、今では国際的なブランドとして世界中で知られるようになりました。才能あるデザイナーと協力しながら独自の製造プロセスを開発。最新の技術力を持つ関連企業と連携しつつ、他の追随を許さないほどの高いクオリティを実現できるようになりました。“現代の本物” をつくり出すべく、我々は今でも日々努力を重ね、デザインの系譜をつないでいます。市場へと送り出される家具の一つひとつには、品質にこだわりつづける我々の歴史や思いが込められているのです。
背中にフィットする曲げ木による背もたれと、軽量な無垢材のフレーム
曲げ木による柔らかなフォルムの背板、そして無垢材による軽量なフレーム、熟練の職人による座面コードの手編み技術が組み合わさり、性別や世代を超えて永くお使いいただける機能性を提供してくれます。1脚の座面には、全長144mものコードが使用されていて、体重によって柔らかくしなる座面に腰を掛けると背筋が真っ直ぐとなり、背中にしっかりフィットするので、食事用のダイニングチェアやデスクワーク用のチェアとして最適なチェアです。