POINT
限られた人のためではなく、すべての人に向けたデザイン
Ilmari Tapiovaara(イルマリ・タピオヴァーラ)が1960年にデザインした、ミニマムなデザインのKIKI(キキ)シリーズ。限られた人のためではなく、すべての人に向けたデザインを生み出すことは、タピオヴァーラが生涯を通して掲げた目標でした。KIKI(キキ)シリーズは、断面が楕円形のスチールチューブを本体の基本構造としています。誕生のきっかけは、楕円形のスチールチューブの製造業者が、工場に余っていた大量の在庫を利用できるプロダクトをデザインしてもらえないかとタピオヴァーラに持ち掛けたことから、というエピソードが残っています。ドムスチェアに代表される有機的な曲線を特徴とした初期のデザインから、新たなステップを踏み出すきっかけとなったシリーズです。
座り心地はグレードアップ、お届け納期もアップデート
今回、アップデートによって内部のウレタンフォームの改善が行われており、座り心地がより快適になり。背もたれにはやや硬めのフォーム、シートにも2種類の密度の異なるフォームを採用し、座り心地と耐久性の双方でグレードアップしました。また、ハンガリー生産へと拠点を変更したことで、オーダーいただいてからお届けまでのリードタイムが約1~2ヶ月程度も短縮されました。
住宅でも公共のスペースでも、さりげなく溶け込むシンプルなデザイン
シンプルで無駄のない、洗練されたデザインが評価されたKIKI(キキ)シリーズは、発表と時期を同じくして、世界的な国際博覧会「ミラノ・トリエンナーレ」で見事、金賞を受賞しました。マネキンのように、あらゆる素材、あらゆる色の張り地を見事に着こなすことで全く異なる印象の家具になるキキシリーズは、ソファ、ラウンジチェア、ベンチ、サイドテーブルのラインナップから揃えることが出来ます。個人の住宅、公共のスペース、どちらにもさりげなく溶け込む、無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインのラウンジチェアやソファシリーズは、豊富なカラーと個性豊かなファブリックとの組み合わせからお選びいただけます。まさにマネキンのように張り地も見事に着こなすので、同じ製品でありながらも全く異なる印象に姿を変えることが可能。サイドテーブルやベンチとコーディネイトしても、シンプルで機能的にお楽しみいただけます。