POINT
機能性も兼ね備えたデジタル時計
BC14 デジタルクロックは、12時間表示/24時間表示の切り替えが可能な時刻表示をメインに、日付、曜日に加え、室内温度も表示します。大きな画面で視認性が高く、壁に掛けた時に遠くからでもはっきりと表示を認識することができます。壁に掛ける際は時計背面の穴にフックを引っ掛けることで簡単に掛けることが可能です。背面には折り畳み式のバックスタンドが付いているので置き時計としても使用することができ、アラーム機能も備えています。遠くからでも見やすいので、オフィスやホテル、レストランのエントランスなど多くの人の目につく場所での使用もおすすめです。
家電デザインに革命をもたらしたBRAUN社
国際都市フランクフルトの郊外に位置し、古き良き伝統を受け継ぐ街、クロンベルグに1921年にマックス・ブラウンによってラジオ部品の製造会社として誕生した「BRAUN(ブラウン)」。Mid‐Century(ミッドセンチュリー)モダンデザインが世に産声を上げたこの時代に、ブラウン社創業家2代目当主のエルヴィン・ブラウンは「デザインは古き良きイギリス執事のように控えめだが、必要な時にはいつもそばにいる家庭機器が我々の理想だ」と述べ、家電デザインに革命を起こしました。以降、「全てのデザインは機能から優先される“機能主義”」を一貫し、革新的なデザインを数多く輩出したBRAUN社の家電製品は、今も尚、色あせる事のない造形物として、デザイナーやコレクターを魅了し続けています。
巨匠、Dieter Rams(ディーター・ラムス)
BRAUNデザインチームのチーフとして約40年間に渡り、500を超える名作を世に送り出した巨匠、Dieter Rams(ディーター・ラムス)。バウハウスデザインの流れを組む“機能が決定するデザインは、クロックやウォッチ等多くの製品がMoMAにも所蔵されています。彼の哲学とも言えるプロダクトデザインの心得とした、“良いデザインの10カ条”は、現代のデザイナー達にも多大な影響を与え、現在、世界中で愛用されている携帯電話や音楽家電等を通じてもその流れを確認する事ができます。Dietrich Lubs(デートリッヒ・ルブス)は、1938年ドイツ、ハンブルグ生まれ。船舶造形技師を目指す傍らブラウン社に勤務するが、製図技術が認められ1962年にブラウン社のプロダクトデザイン部に配属となる。1971年クロック部門のチーフデザイナーとなり、クロック・電卓部門のデザインを数多く手掛ける。1976年に発表した電卓『ET22』は、人間工学的デザインの見本として絶賛を受ける。1995年ブラウン社のチーフデザイナーに就任。ブラウンのポリシーを象徴するクロック類の殆どを手掛け、優れた機能性と普遍的なデザインを生み出した。その偉大なる功績は、十数年たった現在も多くの人々を魅了し続けている。