歴史とともにアーカイブされるプロダクトには、価値とデザインに対する敬意が宿る
なぜにデンマークデザインなのか。無論、デザイン王国の歴史は現在に始まったことではないが、近年さらに磨きがかかっており次々に新進デザイナーや斬新なブランドを次々と輩出している。そのすべてに共通して言えることは、余計なモノ・考え・機能を徹底して削ぎ落とされている。つまり、あらゆる視点から考えられており、整理して創造されていることが言える。そんなデンマークで、100年の歴史を誇るジョージ・ジェンセンが放つプロダクトはどうだろう。このプロダクトも、数年後には名作と呼ばれるような価値ある存在ではないだろうか。芸術や美術と言った意味ではなく、「デザインする行為」そのものを表しているからこそ、圧倒的な美しさを体感できる。