more trees(モア・トゥリーズ)が、日本の木材に込めた想い
人はみな、自然や森からの恵みを受けて生きています。森がおかれた状況や課題は地域によって様々ですが、森林大国である日本においては、森を健やかに保つために、適切に木を伐り、活用することが求められています。そこでmore trees(モア・トゥリーズ)は日本の木材を使ったプロダクトの開発などを通じ、「都市と森をつなぐ」をキーワードに活動を続けています。このキーワードの意味をあらためて見つめ直し、これまで以上に「つなぐ」の幅を広げ、世界中の人々が森について考えるきっかけを作りたい。日本の森が育んできた木の魅力や日本のものづくりの技術を活かすことで、さまざまな暮らしに長く寄り添い、世界中の人々にとって身近な存在となりたい。そんな想いを込めて、製品は作られています。
坂本龍一氏が立ち上げた森林保全団体 more Trees(モア トゥリーズ)
more Treesは、「もっと木を」というコンセプトのもと、音楽家坂本龍一をはじめ、細野晴臣、高橋幸宏、中沢新一、桑原茂一5名の発起人および各界から100名以上の賛同人を得て設立された森林保全団体です。
地球規模で森林の破壊がすすみ、気候変動が著しくなっている今、木をふやし、森をふやし、森が吸収するCO2をふやすこと、また森が本来抱えている保水力や生物多様性を育む力を回復することを、さらには森や水や太陽の恵みに由来する自然エネルギーに依拠する社会の実現に向かうことを目指しています。
ご購入された製品の5%は、more Trees(モアツリーズ)に寄付され、CO2削減を始めとした日本の森林や熱帯林の再生・保全、砂漠の緑化などの世界中における整備に使われるなど、エコ活動に貢献することができます。
詳しくは、公式サイト(https://www.more-trees.org/)をご覧ください。
創立者メッセージ
古来より森を失った文明が全て滅んできたことからも分かるとおり、たくさんの生命を育む住処である地球を温暖化や破壊から守り、人類の文明を支え、またCO2を吸収してくれる木を大切にし、植樹をし、日本を含め世界各地の森を再生させることを目的とする。 また化石燃料や原子力に替わり、太陽由来の自然エネルギーに依拠する社会に速やかに移行するため努力することを啓蒙、推奨し、その具体的なビジョンを提示したい。(文:坂本 龍一)
代表者メッセージ
友人であり、最も敬愛する芸術家であった坂本龍一さんの跡を継いで、more treesを率いることになり、 大きな責任を感じています。単にmore treesという組織のバトンを「教授」から渡された責任だけではなく、地球環境に対する責任という、とてつもなく大きくて重いバトンを渡されたのだと、僕は感じているのです。そのような大きな責任感が、本来とてもシャイであった「教授」を動かし、その志に、様々な人達が心を打たれ、more treesの今があるわけです。その「教授」の初心を決して忘れることなく、
このバトンを、世界の人につなげ、世界の森につなげたいと考えています。(文:隈 研吾)