彫刻的な美しさを持つデスク
クーリエは、デスクとしての機能性と彫刻のような美しさを兼ね備えています。木とアルミニウムという異なる上質な素材を組み合わせ、個性的でありながら控えめな存在感を放っています。このデスクを手掛けたロナン・ブルレックは、プロダクトデザイナーでありながらアーティストとしても活躍しており、日本のフェルトペンを用いて直感的な線の連続を手作業で描く緻密なドローイングを制作しています。「クーリエ」の輪郭は彼の芸術的な表現を反映すると同時に、造形力や構成力、そして技術的な熟練を示しています。また、側面から見るとこのデスクのシルエットは欧文フォントのセリフ体を想起させるため、ヨーロッパで馴染み深いセリフ体のひとつである「クーリエ」にちなんで名付けられました。