POINT
今日のトレンドにも通じるモダン家具の象徴
発表当時、斬新なデザインと評価されたArne Jacobsen(アルネ・ヤコブセン)のSociety Table(ソサイエティテーブル)は、今日のトレンドにも通じるモダン家具の象徴とも言えるデザインです。1950年から1960年代にかけて最も華々しい活躍も見せた巨匠ヤコブセン。1952年に発表されたソサイエティ・テーブルは、新鮮な素材の使い方や斬新なフォルムを追求し、世界的な名声を確立した彼の成熟期におけるまさに傑作です。皮革をテーブルクロスのようにピッタリと張り付けたスレンダーな天板、それを支えるオーガニックなラインを描くスチールパイプ製の脚。また、天板と脚の接合する各コーナーには切り込みが設けられており、美しい意匠となっているほか、浮いているような引き出しと共に、このデスクに軽快な印象を与えています。
高級感に溢れ、洗練されたシンプルなフォルム
AJ52のデスクは、W140×D70cmとW160×D70cmの2つのサイズからお選びいただけます。使用されている素材は、無垢の木材、突板、スチール、そして天板に施された高級感溢れる皮革。6段の収納が用意された引き出しユニットには、無垢材と突板を使用しています。また、このデスクには天板と一体型のヘアライン加工を施した、ステンレス製のデスクランプを装着することも可能。デスクトップのランプのベース部にもなっている木材とガラスで構成されたモジュールには、A4の紙とM65サイズの封筒が収まります。製品に求められる様々な機能を満たしつつ、洗練されたシンプルなフォルムに仕上げる、まさにアルネ・ヤコブセンの才能が光るデザインです。(*デスクトップの棚および照明がセットになった別売りのランプモジュールは、素材や仕上げによって価格が異なります)
脚先に施された無垢材やエレガントで軽快なディテール
さらに、ソサイエティ・テーブルを軽快で優雅なモノにすべく、ヤコブセンは技術的な新しい試みを施しています。それが、天板の下部に装着される「吊り下げ式」の引き出しユニットです。細いスチールパイプ製の脚と相まって、軽快な印象を創り出しており、引き出しユニットと天板を一体化することで、より安定感を与える役割も果たしています。脚先に施された無垢材も、このデスクをよりエレガントにする美しいディテールです。(*引き出しユニットは、天板の左右どちらか一方に装着されます)