美しい経年変化が楽しめる天然素材の風合いと、手作業で仕上げられたペーパーコードの座面
ペーパーコードの座面は、すべて手作業によって行われ、職人の手によって当時と変わらぬ手法で仕上げられています。ペーパーコードとは、樹脂を含浸させた紙を縒ったコード(紐)のことで、資源に制限のあった戦後に生産されるようになり、本来は収穫した農作物を束ねる用途で使用されていました。紙を縒ったペーパーコードは、革やほかの素材に比べてコストも低く、品質にばらつきがない上に、クッション性もあり、さらに使用感も優れている等の理由から椅子の座面に用いられてきました。また、手作業によって1本1本編まれているので、同じものがこの世に一つとして存在しません。適度な緩みによるフィット感や、表面加工を施していない為、経年変化による美しく自然な古色が楽しめます。
ペーパーコードのお手入れについて
定期的に掃除機でペーパーコードの間のホコリを取り除いて下さい。もし、誤って濡らしてしまった場合は、こすらない様に注意して水分を取り除き、陰干しして完全に乾燥するまでは使用を避けて下さい。無理にこすったり、濡れたままで使用すると、ペーパーコードの寿命を短くする恐れがあります。万が一の場合には、座面の張替えサービスも行っておりますので、安心して長く愛用いただけます。