POINT
人間工学に基づいた性能と、スチールチューブに匹敵する強度と柔軟性
EVO-C(エヴォック)は、人間工学に基づいた性能と共に、これまでのスチールチューブ製のキャンチレバー型チェアよりも視覚的な軽快さを兼ね備えています。バックレストの可動域はスチールチューブ製より柔軟で、座った時にシートとバックレストが傾いて、しなることで生まれる典型的なキャンレバーの座り心地が、このエボックでは快適性と動きの自由度が格別に向上しています。図書館などの公共施設をはじめ、カフェやワークショップやオフィスなどのコントラクトシーンだけでなく、ダイニングや書斎などホームユースでも利用可能な幅広い活躍の場で、視覚的にもインテリアにも最適な4つの絶妙なカラーからお選びいただけます。
EVO-C(エヴォック)が製品化されるまで5年の歳月を要しました
「ヴィトラとのデザイン開発の会議で1つ提案をしてみました。プラスチック製の2本脚のキャンチレバーチェアを開発しませんか?と。このアイデアは、椅子がどのように見えるかのスケッチをいくつか描いていた中で思いついたものでした。最初のスケッチからEVO-C(エヴォック)が製品化されるまで5年の歳月を要しましたが、デザインが科学技術と製造技術に求めた革新性を考えると不思議なことではありません。進化したチェアの略でもあるエヴォックは、椅子のデザインの長い歴史の中で、最も魅力的で満足のいく進化の過程の先の一歩です。」 by Jasper Morrison
持続可能な素材と、長く使い続けられる本物のデザイン
Vitra(ヴィトラ)社のチェアは、30年以上に渡り様々な場所で使い続けられています。これは品質基準の高さだけによるものではなく、製品の微細なフォルムによっても耐久性に影響を与えています。1990年代、ジャスパー・モリソンは当時のデザインに対する精神に反対し、後に「スーパーノーマル」と呼ばれるデザイン哲学を提唱しました。これは、過度な目を惹くデザインを次々と市場に投入し一躍有名になるデザイナーたちへのアンチテーゼでした。彼がデザインした製品は、製品化までには長い道のりを要しますが、長く使い続けられるのが特徴です。ヴィトラ社では、プラスチックを使用する際はリサイクル可能かどうかが前提条件になっています。また、エヴォックは単一の素材のみで作られており、異素材のパーツを分解する必要などなく簡単にリサイクルが100%可能です。