POINT
とりわけ存在感を放つ白と黒の住人
イームズハウス&オフィスには奇妙な住人が暮らしていました。それは全長2メートルを超える木彫りのクジラ。作者は不明、アメリカ北西部沿岸に暮らす先住民族であったセイリッシュ族のフォークアート、つまり民芸品です。チャールズ&レイ・イームズは、人の手によって描かれた民芸品、とりわけ白と黒の色合いを好んでいました。このクジラは住人であるとともに、写真撮影のレギュラーキャストでもありました。例えば、かの有名な「イームズ ラウンジ チェア」の最初の宣材写真にも登場しています。今回、2mを超える全長を70cmに縮小し復刻した愛らしいEames House Whale(イームズ ハウス ホエール)は、イームズ夫妻が愛した木彫りのクジラのように一つ一つ人の手によって模様が描かれています。イームズファンはもちろん、インテリアのコラージュやアクセントに最適なオブジェとして大切な方へのプレゼントにもお勧めの逸品です。
イームズラウンジチェアの初めて製品写真にもキャストとして登場
このクジラが最初に人々の前に姿を現したのは1952年、ロサンゼルスにあるハーマン・ミラーのショールームを初めてチャールズ&レイ・イームズが手掛け、撮影した記録写真の中でした。同年、イームズハウスに併設するスタジオでも撮影され、その後1955年、最新作であったイームズラウンジチェアの初めて製品写真にも印象的に使われました。イームズ夫妻は、海に暮らすくじらをユーモアたっぷりに具象化したこのオブジェをこよなく愛していました。イームズハウスホエールには、自然や自然の生き物、世界中のあらゆる文化やその文化から生み出される民芸や工芸品に対するイームズ夫妻の深い関心と、時代や流行に左右されることのない彼らの世界観が映し出されています。
無垢材のアッシュ材を使用し、1点1点が熟練の職人の手による手作
イームスハウスホエールは、イームズハウスにあった2mを超えるオリジナルを70cmにリサイズして復刻されたものです。アッシュ材を削り出し、熟練の職人の手によって1点1点丁寧に色付けや装飾が施され丁寧に作られています。(本製品はハンドメイドの為、1点1点の表情が異なります。また、色ムラや製作過程で付着した汚れなどがある場合がございますがすべて手作りによる特性となります)また、2025年にはより自然な木目が際立ち、環境にも配慮した水性ラッカー仕上げに変更されました。
イームズハウスホエールのライセンスについて
こちらの製品は、Eames Office(イームズオフィス)による協力によって、製造及び販売を現在まで行っているVitra(ヴィトラ)社の正規品となっております。また、当店アトラクトはVitra(ヴィトラ)社の国内正規取扱店ですので、ご安心してお求めくださいませ。
※近年、大量生産によるコピー製品やリプロダクト品(ジェネリック製品)、その他多くの類似品が「正規品」や「デザイナー名」等の表記を用いて数多く出回っておりますので、他店でご購入される場合は、十分ご注意ください。