合理的で美しい理想の形
角形のフォルムを応用したスツール
20世紀を代表するデザイナー、Jean Prouve(ジャン・プルーヴェ)によって1934年にデザインされたStandard(スタンダードチェア)をルーツとする飛行機の翼のような三角形の後脚のフォルムを応用して誕生したチェアやテーブルやスツールなどで構成される一連のコレクション。
1942年に化学会社ボワの為にデザインされたTabouret Bois(タブレ ボワ)スツールは、三角形のベース4本と座面によってシンプルに構成されており、連結するパーツについても、最も強度が高く得られるよう合理的に組み合わせた設計がなされています。
建築から家具までの幅広い工業化と革新を試み、自分を「建設家=Constructeur(コンストラクター)」とした巨匠の息遣いを感じることができる名作です。