オリジナルのリザルトチェアに相応しい名作
1950年代のミッドセンチュリーデザインを代表するオランダ発の優れた名作でもあり、Friso Kramer(フリソ・クラマー)と、Wim Rietveld(ウィム・リートフェルト)による共同デザインのアイコンでもあるプロダクト、Result Chair(リザルトチェア)。公共施設や学校などを主に数多く使用されており、同時期にデザインされたリボルトチェアと並んでヴィンテージ市場でも高い人気を誇る優れたチェアでしたが、生産終了に伴い長らく姿を消してしまいました。しかし、半世紀もの時を経ても製造当時のチェアは世界中で愛され続け、多くの現場でもその姿のまま長く使用されており、ヴィンテージ品の価値も衰えることもなく、人々を惹きつけていました。2017年に復刻されたリザルトチェアは、アーレンド社が保有する図面から忠実に細部まで再現されており、オリジナルに相応しい名作となっています。
必要最低限の要素でバランスと強度に優れた構造
当時のテーブルなどの工業的なプロダクトにも見られるコンパス型のベースは、4つの点で支えるシンプルな構造。必要最低限の要素で、素材を効率良く用いる事で得られる絶妙なバランスと強度に優れており、クラシックなスタイルからモダン、そしてコンテンポラリーなインテリアにもマッチする美しさを備えています。また、堅牢なスチール板を折り曲げて内側が空洞になったコの字型に加工する事で、軽量化を測りながら強度と美観を損なわずに、生産性も向上させた好例でもあります。様々な公共施設やコントラクトシーン、そしてホームユースでの使用に適しており、オーク材やビーチ材といった北欧テイストのテーブルから、スチール素材のデスクまで、あらゆるシーンやスタイルと合わせて、コーディネートできる様々な木製の仕上げとベースカラーが選択可能です。