始まりは、クリント家のプライベートなハンドメイド品でした
1901年、デンマークの著名な建築家P.V.Jensen-Klint(P.V.イエンセン・クリント)は、日本の折り紙からヒントを得て、紙を規則的に折り上げて作る、手づくりのランプシェードを生み出しました。クリント家の趣味の延長として作られ続けたプリーツシェードは、その美しいデザインだけではなく、機能的にも優れた灯りの名品として世に知られ、1943年にLE KLINT(レ・クリント)社が創立されました。2003年には、デンマーク王室御用達にも選定されるほど成長したレ・クリント社は、2018年に創立75周年を迎え、創業から1世紀以上を経てもなお、クリント家のハンドメイドによって誕生したオリジナルのフォルムは、当時の精神とともに受け継がれています。
北欧デンマークから生まれたあかりの名品
レ・クリントの照明特有の暖かい光と優しい影を落とすシェード。その秘密は、1枚のプラスティックシートを手で折りあげる、ハンドクラフトによる美しいフォルム。長く厳しい冬を過ごす北欧の生活の中で磨かれてきた技です。創業当時から続くハンドワークならではの美しい光と影は、心を潤すあかりの芸術品として、そして美しいフォルムはクォリティ・オブ・ライフを追求する北欧デザインの代表作として、世界中を魅了し続けています。
人の手の温かさの中で生まれる、Made in Denmark
紙とプラスティックのシェードは、デンマーク第3の都市オーデンセにある工房で、現在でも熱練した織り職人の手作業によって、ひとつひとつ丁寧に作られ続けています。また、金属や木工の専門職人も在籍し、フロアランプやテーブルランプも自社で製作から組み立てまでの工程を一貫して行なっています。